ABOUT

2017年の4月から半年間に渡り、埼玉県横瀬町で展開されたクリエイティブ教育プログラム。その集大成となる映像作品のアウトプット制作が、リーダーシップ・チームビルディング・創造性など、現代社会で必須となる能力の育成を目的に行われました。10数名の中学生たちがそれぞれ企画/脚本制作を行い、3つの作品が中学生自らの手によって映像化されました。

PLOTMAKING

企画制作では「いつかこの頃を振り返った時に、この町を愛しく思える作品に」というテーマから、まずは巨大な町の地図を広げて参加者全員で横瀬にまつわるキーワードをブレインストーミングしました。これらを元に町民やクリエイターなどの大人も加わり、何時間も対話を重ね、創造性を膨らませながら、物語のプロットを中学生一人一人が作り上げました。

SCRIPTWRITING

プロフェッショナルの指導のもと、本格的な脚本制作と絵コンテ制作を行いました。頭の中のイメージを具体化し、言語化し、そして他者に伝えていく。中学生たちにとって非常に難易度の高い作業でした。どのように映像を重ねれば、自分の感情が的確に視聴者に伝わるか。彼らは何度も悩み、修正を重ねながら、それぞれの物語を完成させました。

SHOOTING

中学生たちが書いた脚本の中から3つの作品を選び、作品ごとに撮影チームを作りました。監督・カメラマン・制作・キャストなど映像制作に関わる全ての業務を中学生が自ら務めました。共通の目標やミッションの中で、個々の役割に責任を持ち、全うする。一人一人に責任感や自主性が生まれ、質が高く、そして想いの込もった作品が完成しました。